就職活動・転職活動を行うにあたって、給料がどうなのか?福利厚生はどうなのか?は判断における重要な要素ですよね。
何を隠そう、私は新卒で生命保険会社に総合職として入職したのですが、決め手は給与がよかったからでした(笑)
今回は、もしも生命保険業界を目指す、もしくは生命保険業界で働こうとしている人にも役立っていただければと思い、実際に私が勤務していたころのお金の話をしていきます。
別途転職におけるお金の話をまとめた記事もありますのでこちらもよろしければ!
なお、時期は平成26年度から30年度までになりますので、現在とは異なる可能性もあることをお含みおきください。
またコンサルファームの給料の実態についてまとめた記事も有りますのでこちらもご覧ください!
生命保険会社について
生命保険の会社と言うと、国内生保か外資系生保があります。
私は国内生保だったので今回はそちらのお話をします。
国内生保で大きな存在となっているのは、4大生保と言われている以下の4社です。
日本生命
第一生命
明治安田生命
住友生命
その他にも大同生命・朝日生命やネット系生保などもあります。
私は、この4大生保の中のとある会社で働いておりました。
職種と給料
私がいた会社では以下のように職種が分かれていました。
※実際の呼び方は異なります。
①総合職
営業だけではなく、バックオフィス系業務も務める。そのためキャリアの幅も広く、給与も良い。ただし、全国転勤の可能性有り。
②営業総合職
営業の現場で働き、営業部長(日本各地に点在する営業拠点の責任者)を目指すことが主なキャリア。
③地域総合職
業務内容は総合職と大きく変わらないが、首都圏勤務のみとなるため全国転勤は無い。
④法人職域職
主に法人営業の現場やバックオフィスを担当。首都圏だけではなく地方でも採用はあるが、こちらも全国転勤は無い。
⑤業務職
主に営業職員の事務サポートや顧客の契約手続きサポートなどを担当。こちらも全国転勤は無い。
すべて男女関係なく採用は行っていますが、①は男女混合(8:2くらいで男性が多い)、②は男性のみ、③~⑤は女性のみというのが実情です。
給料ですが、まず①総合職と②営業総合職は同年代の人に比べるとかなり良く、6年目以降でおおよそ1000万円になります。
ただし、その分激務です。
特に営業に近い現場では、未だに旧態依然で体育会系な人が多く、精神的に病んでしまう人は一定数います。(同期でも数名いました・・・)
①総合職については後程詳しく整理しますが、②営業総合職は最短6年ほどで営業部長に昇進できればその時点で年収は約1千万円となります。
福利厚生は?
大企業なだけあり、福利厚生はかなり充実していました。
ポイントは以下です。
社内預金
毎月給与から一定額を天引きして社内で積み立て貯蓄を行う制度です。
もちろん強制ではなく、職員が任意で行うものですが、銀行に預けるよりもはるかに利率がよく、確か1%ほどはあったかと思います。
寮・社宅
独身者の場合は、寮もしくは借り上げマンション、既婚者の場合は社宅もしくは借り上げマンションに住むことができました。
・家賃は1万3千円~2万ほど
・寮の場合は風呂トイレ共同のケースがほとんど
・寮によっては光熱費無料
・家賃は3万~4万
・間取りは3LDK(75~80㎡ほど)
・駐車場付き
・社宅の場合築年数がかなり古いものも有り
ざっくりとした概要はこんな感じですが、とりあえずかなり安いです。
私の場合は、最初は都内(武蔵野市)の寮に毎月2万円弱で住み、結婚後は横浜市の社宅で駐車場代込みの3万3千円で住んでいました。
1度目の転職後は、同じく横浜市で駐車場代込み12万円の物件に住んでいたことを考えると、毎月9万円ほど得をしていたことになります。
給与推移
役職と給与構造
ここが一番気になるところですね。
私は総合職で入社をしたのですが、総合職は以下のように昇進をしていき、だいたいそのタイミングで大きく給与が上がります。
※役職名は会社がばれるかもなのでぼやかしています(笑)
1年目:非役
2年目~5年目:1つ目の役職
6年目~:2つ目の役職
X年目~:課長、部長・・・
課長や部長はポストの空き状況やその人の能力次第なのでいつからと明確に決まってはいませんが、早くても12・3年目以降です。
ちなみに私は5年目までの在籍なので2つ目の役職に昇進する前に退職となりましたが、この役職に昇進した初年度でだいたい900万~1000万、その後10年目になる頃には1000万~1100万程。課長以降は1300万~です。(課長以降は噂で聞いた程度なので聞き流してください・・・(笑))
もしかしたらそんなもんかと思う人もいるかもしれませんが、家賃がかなり安く済んでいることを考慮すると、生活レベルはかなり良いです。
実際の給与
昔の給与明細を引っ張り出して改めて見てみました!(笑)
額面:25万/月
手取り:21~22万/月
賞与:70~80万
額面:36~37万/月
手取り:28~30万/月
賞与:140万
額面:42~44万/月
手取り:34~35万/月
賞与:170万
これをみてどうでしょうか。
この手取り額から、寮費や社宅費が引かれるため、実際に口座に振り込まれるお金はこの額からマイナス2~3万円ほどだと思ってください。
私の場合、1年目の時は毎月家系は火の車でした(笑)
週末は友人たちと散財しクレジットカードで耐えしのぎ、ボーナスで一旦回復してまたすぐに貧しくなるという1年間・・・
そして2年目以降は、一般的には給与が増えてもそれ以上に税金が増えて1年目よりもお金が無いと言われていますが、数字を見てもわかる通り増税額以上に給与が増えたので、なんとか2年目以降は生活が安定してきました。
4年目に結婚して以降は、週末の散財もなくなり、何不自由なく生活を送っていました。
正直、節制をした記憶はなく、好きな時に好きなものを食べて好きなものを買っていたのに、勝手にお金が貯まっていました。
よほど散財しなければ、まったく問題ないですね。
まとめ
今回は私がかつて在籍していた某生命保険会社の給与や福利厚生などについてまとめてみました。
・生保は激務な面もあるがその分給与は良い
・総合職であれば、6年目に約1千万
・家賃における恩恵が大きく首都圏でも約3万円で広い家に住める
もちろん大手であれば同じような条件、もしくはこれ以上の条件で働くことは十分可能です。
もしも生命保険会社に興味がある方、ご縁がある方にとって少しでも有益な情報となれば幸いです。