エピソード1では、Uターン転職を志すまでの経緯をざっとお話しました。
エピソード2では将来の希望を見出し動き始めた時のことをお話します。
転職の動き出しで行うことは大きく分けて2つです。
1.会社選び
2.自己分析
ということで、それぞれざっくり何を想い・どんな行動をしたのかご紹介します。
会社選びはどうやったの?
基本的なやりかた
自分は転職してどういう会社に行きたいのか。
それが明確になっている人はいいと思います。
ですが、Uターン転職の場合は地元に帰るということが第一目標になりがちなので、ぶっちゃけどういう会社に行きたいのかは明確になっていない人が多いです。
面接のときに「地元に帰りたいから」というだけでは難しいので、きちんと会社選びは行う必要があります。
私が思うに、会社選びの際重要なことは一つだけです。
それは、なぜ今の会社を辞める必要があるのかを深堀りすることです。
この時、ポジティブな要素とネガティブな要素が出てきます。
ポジティブ
自己成長のための転職:自己実現したいことがあるが、今の会社ではできない
ネガティブ
現実逃避のための転職:人間関係、仕事内容、ワークライフ
ポジティブな要素であれば、それを実現できそうな会社を探すだけなので比較的容易です。
具体的に実現したいことでもよいですし、抽象的な概念や考え方でも構いません。
自分は将来どうありたいのか、またなぜそのように考えたのかの2点セットで話を構成できれば心配ないです。
ネガティブな要素であれば、そこを改善することを目的とした会社選びは危険です。
なぜなら、次の会社で改善できる保証がないからです。
転職しても同じ苦しみを味わう可能性がぬぐえないのであれば、これを軸に会社選びを行うことはとても危険です。
しかし、心身に異状をきたすような働き方をしており、転職しなければ人生そのものがくるってしまうような状況であれば、四の五の言わず職探しをした方がよいです。
具体的にどうやったのか?
では私は具体的にどうやったのかをご紹介します。
まずは前職についてです。
・コンサルファームでシステム開発のPMOを担当
・今後もPMO案件を担う可能性が高い
・コンサルという立場上、自社のシステム開発ではなく顧客のシステム開発が仕事
・
その現状に対し、私は以下のように考えました。
①プロジェクトマネジメントは継続して行いたい。なぜなら、これまでのキャリアを活かしていける働き方をしたいから。
②自社のシステム開発を行いたい。なぜなら、モノづくりのだいご味は意思決定を行えることであり、コンサルという立場上そのプロセスにかかわることは難しいから。
③システム開発の現場に近いところで仕事をしたい。なぜなら、これまで開発を行ったことがなく、システムの外観を理解しただけで仕事進めてきたが、しっかりと地に足をつけて中身を理解しなければ、応用が利かずこの先自分が困るとおもったから。
この整理をもとに、どういう業界に行きたいのか。
正確には、ハマりそうかを考えていきました。
自己分析はどうやった?
そもそも自己分析は何のために行うのか。
面接対策が目的ではありますが、もう少し踏み込んで言うと、自分の強みがなんなのかを理解することが目的です。
そこを理解できれば、面接のときに自分を売り込み、なぜ自分を採用すべきなのかを訴えることができます。
基本的なやりかた
働いた中で得た成功体験や、苦しんだ事例を整理し、その時自分がどう考えてどんな工夫を凝らしたのかを整理します。
ポイントとしては、中途採用ということは即戦力として見られるので、そのことを意識した整理が必要だということです。
つまり、積極性や勤勉さなどの抽象的な強みだけではなく、どういう能力があるのか・どういった実績があるのかといった具体的な強みも整理する必要があります。
具体的にどうやったのか?
私の場合、自分の強みは以下だと整理しました。
<能力・実績>
・大型案件のマネジメント経験
・テスト/移行等のPJTにおける主要計画の策定経験
・短期間でキャッチアップできる
・情報整理/ファシリテーション/ドキュメンテーション等のコンサルスキル
<思考・人柄>
・他者に寄り添った対応ができる
・責任感がある
強みは4~5個は常にストックしておき、面接を受ける企業ごとに使い分けるイメージです。
また、各強みとセットで、その強みが発揮された経験や、その際に工夫したことや考えたことも用意しておく必要があります。
まとめ
エピソード2ではUターン転職の歩み出しについてまとめました。
Uターン転職ならではの悩みもあり、とても苦しんだ記憶があります。
Uターン転職を考えている皆さんにとって少しでも役にたてれば幸いです。
・転職を決意したら”会社選び”と”自己分析”にとりかかる
・自分がどうなりたいかを深堀して転職先を考える
・自分の強みは抽象的ではなく具体的に
エピソード3では、エピソード2で紹介したようなことを踏まえて転職エージェントを活用していった話をまとめます!