「Uターン転職って、普通の転職と何か違うのかな?」
転職活動を始めた頃、漠然と福岡に戻ることを考えていたとき、ふと疑問に思いました。
既に一度東京で転職をしていた私は、転職のやり方もなんとなくわかっていたので、福岡に戻る転職など容易いとも思っていました。
しかし、Uターン転職活動を進めていく中で、やはり都会の中での転職と、Uターン転職は大きくことなるのだということに気付きました。
今回は、そんなUターン転職の特徴についての全体的な気付きを共有したいと思います。
⇒転職の具体的な経緯は転職日記にてまとめています!
そちらもご覧ください!
エピソード1 エピソード2 エピソード3
一般的な転職とUターン転職の違い
いくつか違いはありますが、代表的なものは以下です。
①企業の種類や職種が少ない
②待遇が東京よりも確実に落ちる
③より即戦力として求められる
ではそれぞれざっくり解説していきます。
①企業の種類や職種が少ない
地方の場合、大企業と呼ばれる会社は少ないです。
主に電気やガスなどのインフラ関連の会社、地方銀行、マスコミ等が地方にある割と大きな会社になります。
しかしこういった会社は、未だに新卒至上主義で中途をとっていなかったり、マスコミに至っては中途で受けることができる人材が限られています。
そのため、安定を求めて大企業に転職しようとしても、そもそもの枠があまりないのです。
また職種も限られてきます。
例えばシステム開発でいえば、システム開発の上流を担うような会社よりも開発を行う会社が多いですね。
そのため、技術者としての採用枠は多いかもしれませんが、逆に言えばシステム構成を検討したり、要件の整理をしたりするような職種はあまりないと言えます。
②待遇が東京よりも確実に落ちる
私のようなキャリアで30代前半の場合、相場は5~600万くらいだと思います。
むしろ、600万も貰えたら良い方かもしれません。
しかし、東京時代の給料と比較すると、下がることになる人も多いのではないでしょうか。
この背景には、単純に物価や土地代が関係していることもありますが、ことシステム開発に関して言えば、下流工程(開発)を担当する下請け企業が多いこともあり、お金の流れを考えても多くのお金が流れてくることは考えにくいです。
とまあ、給料下がって気分のさげぽよな感じではありますが、その分確実に家賃も下がりますし、物価も下がりますので、そこまで気を落とさないでください。
よほどの減給でないかぎりは、なんとかなります(笑)
③より即戦力として求められる
会社や業界にもよるかと思いますが、よほど若くない限りは育成の観点よりも、即戦力として働ける人材のほうが求められます。
地方の会社は東京の会社に比べて規模も小さいことから、多くの人員を抱えていられません。
そのため、悠長に育てていては仕事にならないのです。
そういった苦しい事情もあり、伸びしろよりもこれまでの経験・スキルを加味したうえで、すぐに力になれる人材かどうかを重要視している傾向にあります。
まとめ
簡単ですが、普通の転職とUターン転職の違いについてまとめてみました。
準備すべきことは大きく変わりませんが、待ち受ける会社や求められることは違うため、その点を意識した準備・対策を進めていく必要がありますね。
・会社や職種は少なく限定される
・給料は下がるが、その分物価や家賃も下がる
・Uターン転職=即戦力としての帰還